2011年8月9日火曜日

分けてほしいパワー

野球選手としては、夏休みと言ってもピンときませんが、父親としては大いに関係のある時期です。

なぜなら寛(かん)が毎日家にいるから。普段は僕の起きる頃とっくに学校に行っている彼と、試合に行く前、連日顔を合わせるのです。

うれしいか?うーん。そりゃ、子供はかわいい。でも、小学校2年男子は手ごわいのです。

家中を疲れ知らずに走り回って、悪い言葉を連発して、叱られてもどこ吹く風。

ヨメは寛と二人の毎日にすっかり煮詰まってしまって、本気の喧嘩を繰り広げています。

都合のいい時だけちょっと遊ぶならいいのですが、ずーっと顔を突き合せるには、大変な年齢です。

有り余る体力に、知力と常識が追いつかない7歳児。

小学校3年生からしか入部できない野球チームも多くあるということは、きっと3年生になってようやく、人として少し落ち着くのかもしれません。

僕の大好きな子供映画「モンスターズ・インク」では、子供の叫び声(物語の最後は笑い声)がエネルギーとして利用されます。汗をびっしょりかいて、頭からむんむんと熱気を発している子供のパワーも、何かに使えたらいいのに。

ということで、夏休みの我が家には、人影がいっぱい。

廊下をくすくす笑いながら横切っていく姿。

荷物が全部引っ張り出された押入れの、その奥から聞こえる荒い息遣い。

風もないのに揺れるカーテンの不自然なふくらみ。

寛の所属する野球部の友達が、たくさん遊びに来て、かくれんぼをしているのです。

一人でも暑苦しいのに、小学生男子がたくさんいると、家の温度がむやみに上がります。

お前ら、冬に来い。



かくれんぼブームなので、僕も時々つきあわされます。今日はゴミ箱にて発見。