2011年8月1日月曜日

夕飯は自分で作りました

おもしろき こともなき世を おもしろく 

言わずと知れた高杉晋作の辞世の句です。
たとえ目の前の現実が面白く、楽しく、ないとしても、
気持ちの持ちようで「面白く」できる、という、
彼の生きる姿勢が伝わってきます。

すみなすものは、心なりけり、とつながるそうですが、
この下の句は、第三者が詠んだとか。
いずれにしても、人は気持ち次第で出来事を
プラスにもマイナスにも変えられるんやなあ、という教訓になります。

たとえなかなか勝てず、苦しい試合が続いていたとしても。
たとえさっぱりヒットが出なくとも。

なんてすっきり悟れるような聖人君子ではないわけで、
煩悩の塊の僕は、片時も離れない野球の、試合の、打席の、
それらの結果を、エンドレスでリピートしております。
当然そんなことしか考えていないから、顔つきは険しくこわばり、笑顔は、ない。
早朝の新幹線で東京から地元に戻ったら、
「すごい顔してる・・・」とヨメに指摘されました。
「明日からのゲームに向けて、リセットしないとね」

「おいしいもの作るから、ゆっくりしてて」とにっこり笑ったヨメは、
この数時間後、外出先のつまみ食いで食中毒になり、
まるっきり機能しなくなりました。

面白いやんか。